先日手術をし、入院して、無事退院しました!
肺の近くの3cmくらいの腫れ物的な嚢胞(のうほう)を切りました。良性とのこと。
人生初の体験だったのと、似たような症状の方の参考になるかも?というのと備忘録的に記録しておくことにしました。
ほとんど命に関わるような内容ではなく(ただ厳密には手術や麻酔は100%死なないわけではない)、基本は健康だった人間が一部手術をしたその結果くらいの内容です。素人目の日記ですので色々ご容赦下さい。
傷口がまだ痛いのと、呼吸に若干の不具合があるのですが検査の結果問題ないとのことで…今は自宅で療養しています。
きっかけは昨年末4、5年ぶりに受けた健康診断で、肺が「D」で他がすべて「A」という極端な結果でして…再検査して肺の付近に「腫瘤(しゅりゅう)」が見つかりました。この「腫瘤」というのは「組織や臓器にできた異常な塊の総称、腫れもののこと」らしいです。よく聞く「腫瘍(しゅよう)」とはまた違うらしいのですが、結局違いはよくわかりませんでしたね…
十中八九、良性とのことでしたが、中身を切って見てみないと完全にはわからないとのことで、手術して取ってもらうことにしました。
健康診断から再検査まで、「D」判定の「腫瘤」なるものがいったいなんなのか、癌とか悪性じゃないのかとか色々気になって正直不安ではありましたが、ほぼ良性とのことでとりあえずは安心しました。年齢(41)もあるのかなあと思いましたが別に関係ないらしく、一般的には胎児期(妊娠初期)の気管・気管支の発達異常によって起こる先天的な病気らしいです。成人では無症状のことが多く、他の目的で受けた胸部レントゲンやCT検査で偶然見つかるケースがほとんど…とのことで今回は後者のパターンだったわけですね。4,5年健康診断をさぼっている間に大きくなっていたのだと思われます。毎年行こう!
正式名称は「気管支原生嚢胞(きかんしげんせいのうほう)」でした。3cm大の単房性嚢胞(内部に仕切りがなく、1つの袋状になっているもの)、こちらは良性であることが多いらしいのですが、大きくなりすぎると色々面倒なことにもなるらしく、外科の先生と相談の上、手術で取ることにしました。腫瘤と単房性嚢胞の違いは良くわからず…


分かりにくいですが、ぷくっと丸くなっている部分です。
手術はうまく行けば腫瘤だけ切るなら一時間、腫瘤の位置によっては肺も少し(三分の一)切る必要があり三時間程かかるとのこと。肺も切る可能性は2,3割程度だったらしい。肺は切られたくないなあと思いながら日々を過ごし、手術に挑みました。全身麻酔も生まれて初めてだったんですが、その前に打つだんだんとぼんやりとする何かのおかげで少しづつ意識がなくなり、「全身麻酔を打ちますよ」などの声掛けもわからぬまま、気づいたら手術が終わっていました。どちらかというとちゃんと寝ていて突然目が覚めたような感覚?だったかな…
意識が戻って「肺…肺は?」と聞いて「切らずに済みましたよ」と言われた時が一番ほっとした…
手術は妻とその姉と母が付き添ってくれましたが(ありがたい)、術後はかなり意識が朦朧としていたようです。朦朧としてる中、持参してきた充電機にポケットWi-FiとiPhoneを繋ぐようにしっかり指示していたらしい…

術後の様子。酸素ボンベはすぐ外された。体に繋がれてる色んな管とUSB-Cケーブルが一緒に写っている。
手術はお昼過ぎくらいから行われ、その後すぐ病棟(安めの個室を取った)に移動し安静にしてました。翌日朝6時まで飲まず食わずだったので流石にお腹が空いたけど、点滴で常に体に水分や塩分は入っているのと、おむつとカテーテルが下半身に装着されているので完全にベッドから動かなくて良い体制になっており、何もしなくても良いという安心感がありましたね。体を切った後なのと、切った所から管が繋がれているので違和感はありつつも、スマホを見るくらいの余裕はありました。
なんとか寝て朝6時に看護師さんに頼んで買ってきたもらったポカリスエットが全身に染み渡ったときにの感動が印象的でした。

病室内には水彩画が飾ってありました。おじぎしないように後ろの下の部分に小さなスタイロフォームで微調整がされており、ちゃんと壁にかけられていた。

病院食は素朴で健康的なメニューでかなり美味しかったです。
特に手術してから初めての朝食は体に直接エネルギーが入ってくる感覚が妙に細部まで行きわたっていていて、喜びの飯でした。

身体に繋がれた管の先には尿や血液が溜まる箱が付いており、これをガラガラ持っていきながらなんとか移動ができる。息をするたびに水ゲージ?が連動しており、咳をすることでなんらかの調子を見ることができるようです。でも咳は痛くてほとんどできなかった。
飯も食えたので点滴とカテーテルは外れ、翌日には傷口からの管も外れ、痛みは残るものの自由に病院内を歩けるようになりました。トイレも行けるしシャワーも浴びれる。
カテーテルはしっかりと尿道の奥まで入っており取る時は普通に痛かったです。血っぽい水滴もちょこんと付いてましたがそういうものらしい。抜く前はプロジェクト・ヘイル・メアリー原作の冒頭の感じがずっと脳内をリフレインしており怖かったですが、普通の痛みで良かったです。

友人が差し入れで持ってきてくれた篠澤広アクスタ
けっこうお見舞いに友達が来てくれて嬉しかった
あと病院内にはけっこう絵が飾ってあり、入院中は暇なのもあってよく鑑賞させていただいた。






病院の絵がどの程度患者さんや病院の方々に観られているのかは正直微妙なところでしたが、自分はかなり、なんか、良かったです。外界から隔絶された場所での文化的な繋がりというか、自分がやってる仕事も頑張りたい気持ちになったというか、間接的に自己肯定感が上がる体験をしました。
あと展示を観て写真を撮るという行為が割と日常のルーティンになっているので、病院の中でも入院前と同じ行動ができることにどこかで安心感を抱いたのかもしれない。

夜も絵が見られるのがいい
毎日レントゲンを撮って肺の大きさをチェックして(肺の付近を切ってるので、手術の後は肺が縮むらしい)、徐々に元の大きさに戻っていく様子を確認しました。管を取ったあと空気?が背中や首喉元付近に行ってしまって、それが原因なのか呼吸や会話が息苦しくなってしまい、発作的に辛くなることがあり、かなり不安だったのですが、身体的な不具合はなかったのでどうやら心因性によるものだった、とのことです。自分が思っていた以上に心配や不安があったのかもしれない。今は過呼吸っぽくなる発作?のような現象を意識的に抑えるコツを習得しようとしています。苦しく呼吸をしてしまう癖のようなものなのか…紛れてしまった空気は徐々になくなっており、身体の回復は順調に進んでいるようです。手術の傷はまだ痛いですが、まあ傷なので時間とともに治っていくでしょう。
各種SNSで手術の報告をし沢山の励ましの言葉をいただき、大変ありがとうございました。なんとか無事退院しました。以前のように制作や展示に邁進できるようになるため今は少し休んでいます。
今回お世話になった病院はさいたま新都心近くの大きな病院なのですが、医療従事者の方々が本当に皆優しくて丁寧で感動しました。大変な仕事のイメージだったのでもっと余裕ない感じの印象を勝手に持っていたのですが、めちゃくちゃ優しくて何でもないことで泣きそうになりました。本当に感謝です。
これからは健康診断や各種検査、しっかり受けて行って手堅く生きていこうと思います。
入院中は学マスHIFのリーリヤと清夏を37まで進める、「〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件」(早坂吝)、「二階堂地獄ゴルフ」(福本伸行)を読む、「AI: ソムニウム ファイル」を途中までやる、「風来のシレン6」の超神髄をいつも通りやる、「幻想万華鏡」を見る、などしてました。吉本ばななの有料noteも読んだ。それが初吉本ばななだったので、ちゃんと読もうと思って「キッチン」も今更ながら途中まで読んでいる。思ってた以上に村上春樹やなろう系っぽい雰囲気を感じる。
体に管が付いている時は紙の本がなかなか気が重く(ベッドに物が増えるのがおっくう)、電子書籍のありがたみを身をもって知りました。

入院で一番持ってきて良かったもの
UGRIIN Nexode 300W 充電器と各種コード

お世話になった病室
咳は痛いけどできるようにはなってきました。
走ることはまだ難しい。
はやく完治したいものです。