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kazuki umezawa

カタールその1 観光

カタールに行ってきた。村上隆個展「EGO」を観にいくために。

この記事は一人で行ったカタール旅行記をだらだら書いただけなので、展示の感想を読みたい人はこちらへどうぞ。


海外へ行くのは初めてではないけど、一人で行くのは初めてだ。それに、展示など自分の作品が関係ない、個人的に行くというのも初めてだった。
カタールのドーハ空港に行くには、日本からだと直行便が出ていないのでドバイを経由して行く必要がある。日本からドバイまで11時間くらい、ドバイからドーハまで1時間くらいだ。成田を出発したのは夜の11時だった。夜の成田空港は人気が少なく、お土産屋さんなども閉まっていた。

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人の気配の少ない馬鹿でかい施設というのは変な雰囲気でなかなか良かった。いつも人がたくさんいて大変なイメージがある。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルを間違えて、地味に危なかった。第1から第2にバスで移動して、第2で施設内を移動する小さな電車みたいなのに乗る。それも初めてだった。そこからドーハに行くまでは問題なくスムーズに進む。飛行機の中で寝るのが非常に不得意なので、時間の潰し方には毎回苦労させられる。あらかじめログを読み込んで置いたアニメキャラ総合板の咲スレや音ゲー板の運指スレなどを読んで過ごした。他にはシュタインズゲートの小説「比翼連理のアンダーリン」の2巻を読み終わるなどした。それと最近は咲の影響で麻雀をやっているので、iPod touchの麻雀アプリで時間を潰すなど。

 

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着いたのは確か深夜の3時頃だったと思う。ドバイ空港は、自分が抱いていた豪華なドバイのイメージとほぼ変わらなかった。天井が高く、きらびやかかつ中流以上上流未満のためのさまざまな商品が並ぶショッピングモールが何百メートルにもわたって展開され、未来的なデザインの車が売られていた。漠然と抱く「未来」や「豪華」のイメージがそのままお買い得に敷き詰められたような空間だった。人種も正にるつぼという感じで、白人、黒人、中東っぽい人、チャイニーズ、韓国、老若男女、スーツのビジネスマン、観光目的のシニア集団、バックパッカーらしき若者、若い女性単独、出稼ぎ目的らしき屈強な若者、などなど。NYへ行った時にもこれ程様々な人種に囲まれた時はなかったように思う。ドバイなので、やはり中東らしい格好の人の割合が若干の多かったようにも思う。あと、ここらへんからアラビア語の占める割合がどんどん増えた。また、そこらへんの柱や壁にある電源を拝借してノートPCでなんらかの作業をしている人が沢山居た。地べたにそのまま座って店を広げるかのごとく自分の手荷物を脇に並べPC仕事を始める黒人のスーツ、白人のドレッド、などなど、正に無限インターネットここにあり。男性だけじゃなく女性もキーボードをカタカタしていたのが日本では見られない光景だったように思う。無線LANも当然通っていた。ただ、大量の人が繋いで居るため、大変繋がりにくかった。

問題なのは空港での待ち時間だった。なんとかドバイ空港まで着いたはいいものの、そこからどうしたらいいかまったくわからない。空港の中は、まっすぐ縦に長く回廊のように道が続いていて、その中にぽつぽつとショッピングモールに混じってゲートの番号が並んでいる。001から300くらいまで?だろうか。その中に自分が並ぶべき番号があるはずなのだ。落ち着いて、便の番号や出発時間などを調べるのだが、大きな電光掲示板に表示されているおそらく自分が乗るであろう便に、ゲートの番号が書いていない。軽く混乱するが、ドーハ行きの便が出発する時間まで5時間以上あるので、落ち着いて調べればなんとかなると自分を言い聞かせる。
ひとまず、両替である。カタールでの通貨はカタール・リヤルという。カタール・リヤルは日本の両替機関では取り扱っておらず、日本で円から替えてきたドルを、さらにドバイでに替える必要がある。両替所のお姉さんにドルを見せて「Please Riyal Riyal!」と言う。今回の旅で英語で喋ったのはこれが初じゃないだろうか。お姉さんは明らかに不機嫌かつ面倒臭そうで、「なんつった?」くらいの適当な感じで言葉を返してくれたが、当然聞き取れなかったので、続けてリヤルを連呼した。別のお姉さんと2、3会話してようやくリヤルと交換してくれた。まずはミッションコンプリートである。ドルと交換して手に入れたリヤルは、所々破けたボロくて古い紙幣がほとんどだった。こんなに豪華で大きな空港の中にある両替所でもリヤルはボロいのか、と少し不安になったりした。お姉さんが両替してくれた後、聞き取りがまったくできなかったせいか、いつ会話が終了したのかわからず、アホみたいにいつまでも突っ立ってたのでますます不審な目を向けられてしまった。海外に行くたびに痛感するが、英語ができないと本当に何も出来ない。今までは一緒に居た人に助けられたが、今回はすべて一人でやらなければいけないので、なおさらだった。

とりあえずどうしたら良いか受付にいる人間に聞くことにする。多分ゲートの番号さえ分かってそこに入ればなんとかなるのだろう。案内する受付はいくつかあったが、空いてる所はなかなかない。空港は複雑な作りなので、自分がどこに行けばいいのかわからない客は自分以外にもたくさんいた。英語が話せるのだったらもっとはやくゲートの場所はわかりそうなものだけど…と思いつつ暇そうにしてる受付を探す。チャイニーズっぽい兄ちゃんがやってる受付が開いていたので、ハローとか言いつつ自分の乗る便の情報を出力した紙を見せつつ「I dont know 」「Where 」「Please tell me 」などを連発してみる。若干苦虫を噛み潰したような表情をしつつ、PCを見つつ「208」というゲートに行けばいいと教えてくれた。良かった。208へ行くだけでいいのか?何か手続きが必要じゃないのか?なども聞きたかったが表現力が全く足りず、「とにかく208へ行け!」と念を押される。兄ちゃんの念の押しっぷりからして、おそらく208ゲート付近に入ればなんとかなるのだろう。

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そういえばカオス*サンラインの部屋番号も208だったなあと思いつつ、208ゲートを見つけ一安心。2月8日が誕生日なので偶然以上の何かを感じる。Ego展のオープニングも2月8日だったらしい。

深夜から早朝になる4時くらいの時間にもかかわらず、人は大量に居た。みんななにかしらショッピングをしたり、ゲートを探したりしている。ショッピングモールの内容は貴金属やお菓子、デジカメ、服、DVD、生活用品などなど多岐に渡るのだけど、個人的に買いたいという気にさせられる物がまったくなかった。けれどもドバイ空港は見ているだけで面白いので、たくさん歩いているうちに1時間2時間と暇は潰せた。ビジネスクラス以上の客向けのラウンジがあったり、コーヒーショップがたくさんあったりした。あと親子連れもたくさん居た気がする。しかし日本を出る前から若干風邪を引いていたのと、機内でまったく寝れなかったのもあって歩きまくっているのにも限界が来た。とにかくどこかで休みたい、寝たい。有料でもいいから休めるスペースなどないか探したがそれこそビジネスクラス以上の人たち向けのサービスしかなかった。難民のごとく椅子の下にダンボールや新聞紙を敷き詰めて休んでいる人たちも居た。また、リクライニング式になっていて体を傾けながら頭と足を支えられる椅子も少量ながら存在していたが、それらは人気で全部埋まっていたし、付近で狙って待機している人がうろうろしていた。仕方ないので普通の椅子に座るだけでなんとか寝ようとしたが、さいたまは大宮の植竹で過ごしている日々とは異なり完全なる非日常の世界なので、どうも気持ちが高ぶって寝られない。一瞬でも気が緩んだら体調が暗転しそうな、そんな緊張感を体の中に感じる。大丈夫大丈夫…と言い聞かせながら疲れが最小限になるよう体制を維持していた。向かいに座ってる金髪の子供が不審そうに見ていた気がする。

座ったり周りを歩いたりしながら数時間を潰し、ようやく出発の時刻の1時間ほど前になる。朝の時間帯になると発着便も増えるのか、移動する人々が増え、空港内がわかに活気づいてきた。

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無事208ゲートから飛行機まで移動をする。ドーハへ行く人々はほとんどアラブの人で、日本人は自分しか居なかった。ドーハへは一時間で着く。隣になったケニア人の男性がめちゃくちゃたくさん話しかけてきてくれて、座席についている映像の操作の仕方をやけに熱心に教えてくれた。やたら音楽が聴けることを押していたけど、あれはなんだったのか。ケニアの男性は香辛料のような、体臭のような独特のにおいがした。座席の映像ではエクストリームなバイク競技のドキュメンタリーがずっと流れていた。

一時間ほどでドーハ空港に着く。空港内はドバイの時もそうだったが、窓ガラスが半透明のバスのような乗り物で移動した。黄色人種は自分一人だけである。ようやくカタールの地に着いたわけで、はやくも感慨深い。ここまで来るのに長かった。日本から送った荷物を受け取り、とりあえず空港の中をうろうろし、トイレに入ったりしてみる。プレイルームという部屋があって、なんだろうと思ったけどイスラムの人がお祈りする部屋だと後で気付いた。空港の外へ出てみようとすると、わらわらと人が集まってきて声をかけられた。なんかまずいと思って空港内へ引き返す。受付の人にホテルへ行きたいのとタクシーを使いたい旨を伝え、話す。空港の入り口で待機しているたくさんの人はタクシーの客を捕まえようとしている人たちだけど、国の公認のタクシーではないというのがわかった。緑色っぽい青い色のタクシーが公式タクシーらしい。日本人は珍しいからいっせいに声をかけられたのだろう。もう一度外へ出、大量に付いてくる野良タクシー運転手達を無視し、公式タクシー乗り場へ一直線に向かう。公式タクシー運転手にネットでプリントしたホテルの住所を見せ、ここへ行って欲しいと頼む。結果、一度場所を間違えて別の所へ行ってしまったが、なんとか目的のホテルに着いた。公式のタクシーでもけっこう適当っぽい所がある。

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カタールは全体的に白い建物が多く、空が広く、真新しい建物や広告と古い壊れそうな建物が一緒にたくさん並んでいた。当たり前だけど、広告や標識に描かれている人もちゃんとアラブっぽい格好をしているんだなあと思った。

ホテルに着いたのはカタール時間で11時くらい。ようやく横になって休める、と思ったがチェックインの時間が14時からだったので、3時間も時間を潰さないといけないということがわかった。あと3時間、自分の体が持つのかわからなかったが、せっかくカタールに来たのだからなにもしないで3時間待っているのももったいない…ということでホテルで呼べるタクシーに頼んで、まず1時間ほど色々見て回りたい、と伝えた。もちろん簡単には伝えられなかったが、かかる時間と、何をしたいか、どこへ行きたいかだけでも強引に伝えればなんとかなるとわかってきた。ホテルが呼ぶタクシーは青の公式タクシーではなく、白の野良タクシーだった。野良タクの運転手のおじさんは帽子をかぶっていない肌の黒いマリオのような風貌で、気さくだった。とりあえずカタールのビルや、海のある所などを走ってもらった。

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 とにかく面白い形の建物が多い。蓮コラのような文様のビルは、おそらくイスラム芸術の幾何学模様と関係しているのだろう。ドバイに比べたらおそらく小さいものなのだろうけど、初めて観る人間にとっては十分刺激的に見えた。石油マネーはすごい。

運転手のおっさんがしきりにビルディングのすごさを話してくれて、やけに親しく、タクシーを降りて海岸線沿いを歩いたり、写真を撮ってくれたりしたのだけど、今考えるとあれは変な意味だった気がしないでもない。おっさんはバングラディシュ出身と聞いたので、バングラディッシュ関係で日本で有名なのはローラという人がいると話したらなぜかおっさんのテンションが下がってしまった。ローラはバングラディッシュ人的には色々複雑なんだろうか…

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でかい建物なのに誰も人がいないという改装中のホテル?みたいな所に案内してくれて、水の中に綺麗に泳いでいた魚を見れたりした。

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無事に一時間ほど観光をして、ホテルに戻る。カタールは大変暑い。日本の健康ランドにあるサウナに入る前にある、温度調整用の小さな部屋くらい暑く、蒸している感じがする。汗ふきタオルと帽子は必須。おっさんとのランデブーでだいぶ体力を消費し、ホテルに戻ってまだ2時間ほど時間を潰さなければならず、とりあえずホテル内のレストランに入ることにした。とにかく水と飯を補給したほうがいい。あまり食欲はなかったけど、食べたほうがいいに違いない。

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サラダとパスタと水とオレンジジュースを頼んだのだけど、量がめちゃくちゃ多かった。サイパンへ行った時もこんなことがあった気がする。サラダもパスタも三人分くらいあった。サラダはモッツァレラチーズとトマトが入っていて、特に美味しくもまずくもなかったけど、ものすごい勢いで食べた。体が欲していたのだろう。パスタも勢いよく食べたかったが、麺が太く味がくどかったのでなかなか進まなかった。結局食べきれず、半分くらいずつ残してパックに入れてもらうことにした。その後支配人っぽい人に話しかけられて、まだチェックインまで時間があることを伝えると、ここでゆっくりしていて良いよと言ってくれて、おまけにホテルのwifiのパスワードまで教えてくれた。今回の旅行で一番優しさに触れた瞬間かもしれない。いつか偉くなってまたこのホテルに来る機会があったらこの人にお礼をしたい。iPadでスカイプやメッセージのやり取りなどして、2日ぶりくらいにネットに触れてようやく気持ちが落ち着いてくる。

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窓からカタールの街並みを眺めつつネットをしつつようやくチェックインの時間になる。そういえば道路や車ばかりが目に付く。道路沿いにしか移動をしていなかったからかもしれない。

14時になり、ようやく部屋に入れる。日本から飛行機からカタールまで着続けていた服を脱ぎ捨て、シャワーを浴び、泥のように眠った。シャワーはなぜかとてつもなくぬるかった。まだ時間はあるから、この日に夜まで色々観て回るべきだったのだろうけど本当に限界だった。しかも、この日は村上隆個展は休館日だったらしい。イスラム近代美術館が休みだったのかも。とにかく危機一髪だった。24時頃すこし目を覚まし、取っておいたサラダとパスタを胃の中に入れ、再び眠りまくった。ホテルの窓からは他の建物の配管とイスラムらしい茶色の壁しか見えなく、無骨な印象だったが、中の施設はひと通り揃っていて、安い値段の割りには上々な内容だった。プールやエクササイズできる階あるらしい。寝ている時、窓の外から大きな音でたくさんの人が何かを唱える声と、強烈に大きく一瞬銃声が鳴った音が聞こえた時があった。

翌日は10時まで寝ていた。大量に寝たお陰でようやく体に調子が戻った。こんなに集中して寝れたのは久しぶりだ。朝食をバイキングで食べ、昨日と同じくマリオっぽいおっさんにタクシーを頼み、イスラム近代美術館までお願いする。

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帰りの足を確保しておかないと、暑さの中延々と道路沿いにタクシーを探し続けるはめになると聞いていたので、17時にまたここへ来てくれとおっさんに頼み、美術館の方向へ歩く。稚拙ながらも、時間と場所の指定くらいなら喋れるようになってきた。

順番として、Ego展→イスラム近代美術館→Ego展という流れで観ました。大分じっくり観れた。Ego展の会場とイスラム近代美術館は徒歩で15分程度離れていて、行き来できる距離だった。

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まわりは非常に人工的な芝生と緑が広がっている。

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カタールビル群と、大きな構造物が見える。これはどう考えてもあの作家だよなあ…と思いつつも作家名が出て来ないでずっと横目に見ていた。なぜ名前が出てこなかったのか…リチャードセラ…

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イスラム近代美術館は水上に建設されていて、これまた規模の大きな美術館だった。世界的に見たらメトロポリタン美術館などもっと大きな美術館はいくらでもあるだろうけど、日本の美術館に比べたらやはりとても大きく感じる。周りに大きな広がりがあるのも余裕があっていい。セラの作品の配置も含めて、いかにも作られた感じがするけど、それが今のカタールのリアリティの一端なのだろう。

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展示は非常に資料的価値の高い物が多く、見せ方も完成度が高かった。作ってて気が狂ってしまうのではないかと思うほど細かい工芸品や、見たことない大きさのエメラルドの宝石など、とても鑑賞のしがいがあった。

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ホールの真ん中で昼飯を食べる。おしゃれな持ち帰りようの食品が陳列されて売っていた。夕飯がどこで食べれるかわからないので、携帯用にアボガドがはさんであるパンを買う。コーヒーは独特の香料っぽい香りがして、妙だった。カタールのコーヒーはみんなこうなのだろうか。

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鑑賞を終えて、リチャードセラの作品の元まで歩いて行く。

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セラ作品は美術館から歩いて20分強くらいだった。とにかくでかい。

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根本の繋ぎ目の溶接がすごく野太い。溶接工の人の感想とか聞いてみたい。多摩美にあるセラ作品とはかなり規模が違くて、でかいほうがやはり迫力がある。あっちはまた別のコンセプトで、むしろレア度が高いのだろうけど。

http://shop.plaza.rakuten.co.jp/iraka/diary/detail/201106300000/

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Ego展の会場へ再び戻るまでに、使われるはずだったけど使われなくなった公園があった。

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そしてEgo展を再度観て、タクシーのおっさんに5時に再開し、ホテルへ戻りました。これで今回の旅行は目的を終えたも同然なので、どうしたものかなと思いつつも飛行機の時間は23時なので、かなりまた時間が空いてしまっている。それで、ホテルの人に近くで何か観るものはないか、飛行機が23時なので時間が余ってると伝えると少し行った所に巨大なショッピングモールがあるらしく、そこを見てから帰国することにした。

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30分ほどタクシーで移動する。やや荒涼とした場所を通りつつ、その巨大なショッピングモールへ着いた。何もかもカタールの片鱗も感じさせないような豊富な製品ばかりで、グローバルすぎる内容だったが、よくわからない小さな女の子向けのショップ?で面白い形の小物入れや財布があったのでそれを買った。

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ゲームセンターという表記施設が中にあって、「お」と思ったけど、家族や子供連れの人でなければ入れないというものだった。残念…

ショッピングモール内にあるプレイルームでお祈りの時間にたくさん人が入っていったのを見れた。

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他の土産としては美術館のショップで売っていたキラキラした装丁のメモ帳が一目惚れしてたくさん買った。落書き帳とメモ帳として末永く使って行きたい。

そんなこんなでショッピングも終え、夜になったカタールで空港に向かい、日本へ。帰りの乗り継ぎは行きと違ってまったく待ち時間がなく、むしろ短すぎたので走ってゲートへ向かわなければいけなかった。

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帰りの飛行機の中でやった麻雀ゲームの変なアバター。役の説明が英語で、三元牌がdragonと説明されていてかっこ良かった。

というわけで無事カタールへ行って、戻って来ました。どうせ行くならもっと他の色んな所も見て回るべきだったのだろうけど、今回は強行突破という感じでした。中東について色々イメージはあるけど、実際行く機会というのはなかなかないので、行くだけでも良い経験だったと思う。日本に帰って来てからいきなりアラブ・エクスプレス展を見たり、いきない次の作品の制作に集中したり、京都へ行って日本らしさを再確認したりと、タイミング的にはなかなか面白かったのではないかと。

色々関連するURLを貼っておきます。

http://kowloon.livedoor.biz/archives/50745817.html

http://kowloon.livedoor.biz/archives/50745649.html

http://www.arcspace.com/architects/freed/mia/mia.html

http://blogs.yahoo.co.jp/poppin_96/archive/2011/2/18

http://sugohaya.lammfromm.jp/?p=535

http://www.oobi.jp/category/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8F/

http://www.oobi.jp/2012/05/31/%E9%9B%91%E8%A8%98-3/